ゴー・バック夫婦

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+++2017年 韓国 全12話+++
2018年に視聴

アジドラで放送してたので軽い気持ちで観始めたこのドラマ。
久しぶりに韓国ドラマを観て何度も何度も泣きました。
このドラマ、かなり良作です。

大学時代に付き合い始めた後に結婚して14年、2歳の息子がいる夫婦(チェ・バンドとマ・ジンジュ)が離婚の危機に陥った時に、二人とも18年前の大学時代にタイムスリップ。
ちょうど二人が出会う直前に心だけがタイムスリップして二度と同じ過ちを繰り返さないように奮闘する中でお互いが思い出したり気付いたりする気持ちや真実とは・・・。

と、設定的には超ファンタジーなんだけど、このドラマは本当に本当に良かったです。
韓国での放送当時もどんどん話題になったのも納得のドラマでした。
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個人的に私の境遇とも少し似通った設定(大学時代に知り合った人と結婚、結婚して随分後で男の子が生まれる、結婚と子供が生まれる間に実母が他界している)だったのもあって、妙に泣けるドラマだったのかもしれません。

うん、でもこのドラマはちょっと倦怠期(笑)にある夫婦が見ると温かい気持ちになれる気がします。

お互いに結婚生活に疲れ切ってしまい離婚に踏み切った絶望的な気持ちの時に20歳の自分に再び戻り、今度こそは違う相手と結婚しようと思うものの・・・。

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そうすると、未来の自分たちの愛する息子ソジンはこの世に存在しないことになるわけで・・・。
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ほとんど回想シーンにしか出てこないんだけど、このソジンが本当に可愛くってたまりません。
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実はこの子、本当は女の子らしいですね(笑)
大変だけど可愛い盛りの息子を思い出しては毎晩泣いてしまうジンジュの母心や、息子の事を想うと胸が痛むけどそれ以上に実は妻を大切に思っていたバンドの気持ちもすごく切なくて。
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そして、明らかに様子が変わった娘ジンジュを見守る母(現実では10年後に他界予定)の温かさにも泣け、最後の結末は分かっているものの全12話本当に余計な要素がなく温かい気持ちで楽しめるドラマでした。
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ジンジュもバンドもそれぞれ青春時代の心残りだった相手と再び出会うんだけど、その相手との色んな出来事も今度の二人は中身が中年なこともあって結構強引でマイペースなので予想外の展開になっていき(笑)、いいスパイスになっていきました。
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このバンドの初恋相手の女の子、バレリーナで本当に可愛いんだけど「風船ガム」では全然違うキャラで清楚な感じでビックリ。

主役の二人が38歳の現在と、20歳の過去を両方とも演じるんだけど、童顔なチャン・ナラは本当に大学生にも見えたし、ソン・ホジュンも「応答せよ1994」で大学生姿を見てたので違和感ありませんでした。


最後の結末もすごく好きだったなぁ。
ものすごい大きな変化があったわけではないんだけど、少しずつ優しく現在が変化していて観ていてほっこりするような温かくて楽しい超おススメドラマです。


個人的評価(★5が満点) ★★★★

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# by spring-mei | 2018-10-14 13:50 | 韓国ドラマ か行 | Comments(0)

愛の温度

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+++2017年 韓国 全20話+++
2018年に視聴

LaLaTVでの週3の放送が本当に待ち遠しくて夢中で観ました。
かなり好みのタイプドラマでした。

主演は、ソ・ヒョンジンとヤン・セジョン。
「浪漫ドクターキム・サブ」ではヤン・セジョンがヒロインであるソ・ヒョンジンに片想いをするだけだったのでこの二人が主役だと観る前は違和感があったものの、序盤の二人の出会いから一気に嵌りました。

このドラマってあらすじを簡単に説明すると、ある男女(女性の方が6歳年上)が出会いお互いに好意を持つものの離れ離れになり5年後再会して結ばれるだけなんですよね(笑)
最初から最後まで二人の気持ちはほとんど揺れ動かないし、韓ドラ特有のすごい大事件が起きるわけでも障害が現れるわけでもない。ただただ、愛し合う二人の距離感を描いただけなのにそれがとても面白かったです。

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このドラマがすごく好きだった理由の最大の理由は、キム・ジェウク演じる2番手男パク・ジョンウの存在。
ヒロインであるイ・ヒョンスの事を最初から気に入っていて、彼女が別の人を想っていると知りつつもずっと公私ともに彼女を支え続ける究極の2番手。
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そのジョンウはヒョンスの想うオン・ジョンソンの事も年の離れた友達として公私ともに仲良くしているわけで。
この男たち二人のやり取りがちょっと可愛くてイイ。
ジョンソンの作る料理が気に入って出資したいと申し出る時に、気障なセリフを連発してまるで口説くようにラブコールを送るジョンウ。それに笑いながらツッコミつつ、二人の間ではこの気障なセリフの真似が繰り返しされていて、この二人がお互い知らずに同じ女性を想っているのがまさにドラマ(笑)

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キム・ジェウク演じるジョンウのキャラが本当に軽やかでツボ!
強引にプロポーズしたのに、他の人への忘れられない想いを泣きながら語るヒョンス(そもそもヒョンスもかなり独特なキャラなので)に、軽くツッコミつつもそんな彼女を丸ごと愛してしまう不憫さ。
この時点でジョンウの片想いは決定なわけで(笑)
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あの「ボイス」での最高にイカれたキャラを観た後にこの「愛の温度」を観たので(出演順的にもこの順番なはず)、いつ主役二人への怒りで暴走するのかとちょっとワクワク妄想したり、彼の別荘と聞くだけで「ボイス」を思い出してはゾクゾクしたりと色んな楽しみ方をしましたが、本当に私は彼ゆえにこのドラマが楽しかったです。
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仕事を愛するようにヒョンスの事も大切に愛してしまったジョンウ(汗)
そんな二人がこれからもずっとよき仕事上のパートナーとしてやっていくラストはとても好きでした。

あ、そうそう「この恋は初めてだから」もそうだけど、ヒロインがドラマの脚本家という設定を立て続けに観たんですが、何となく韓国ドラマにおける脚本家と監督とテレビ局や制作会社の裏側が分かってきてそれも面白かったです。
そういえば、往年の2番手男リュ・ジンがサラリとプロデューサー役で出てたのも美味しかった。
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ヒロインの年下の友達であるホンア。
描き方によってはウザいキャラなんだけど、私は途中からこのキャラが妙に楽しくて嫌いになれませんでした。
素直になれないお嬢様キャラなんだけど、クセモノである横暴な監督ですら圧倒してしまう個性にはむしろホレボレ。
そんな彼女が自業自得とはいえ恋にジタバタする終盤もなかなか楽しかったです。
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そして、お気に入りがこのキャラ。
ヒョンスの先輩で、ジョンウの後輩にあたるジュナ。
彼が出てくると場面の空気が一気に柔らかくなり、ジョンウが彼を評して言った「お前は口数が多いわりに実のある発言が少ない」があまりに的確で(笑)、恋に破れて落ち込んでいるジョンウにもズケズケとデリカシーのない発言をしてみたりするのが逆に心地よかったり、最初から最後までジュナとヒョンスが軽口を叩き合う時にはその場にいるジョンウのことを完全に無視してしまう描写とか本当に観ていて楽しいドラマでした。

多分このドラマは好きな人にはたまらない、面白さがさっぱり分からない人には全然な感じのドラマなんだと思うんですが、韓国ドラマにしては珍しく真っ直ぐに愛について描いているドラマなので私は超おススメです。




個人的評価(★5が満点) ★★★★

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# by spring-mei | 2018-10-10 13:31 | 韓国ドラマ あ行 | Comments(0)

この恋は初めてだから

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+++2017年 韓国 全16話+++
2018年に視聴

ケーブル局ではかなりのヒットとなり話題だったこのドラマ。
なかなか面白かったです。
多分このドラマは誰でも結構楽しめるタイプなんじゃないかなと思います。


個人的にはラスト2話がちょっと残念でした。
来月からアジドラでも放送始まるので詳しくは書きませんが、11話くらいから14話まではかなり面白かったです。


あ、そういえばこのドラマの邦題、最初は原題通りの「この人生は初めてだから」だったのに、今回のアジドラ放送ではこの人生が恋という言葉に変わっていますよね。
今までの例から考えると途中で変わった邦題がDVD化のタイトルとなり今後定着していくのでこの記事のタイトルも恋にしていますが、はっきり言って人生じゃないとこのドラマの意味がイマイチ伝わらないと思います。
最近の邦題は、なぜ無理やりトキメキとか恋とかいう単語を使いたがるのか謎です(汗)


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主演はドラマは10年ぶりだというイ・ミンギ。
世間的にはタルジャが有名かな。私の中ではクムスンの義兄で最初に好感を持った俳優。
ヒロインはチョン・ソンミ。
韓ドラ版イタキスのヒロインしてたけど、私的にはナムギルの「赤と黒」のモネちゃんのイメージ。

イ・ミンギは久しぶりなのでさすがに年取ったなぁーと思ったけど(失礼!)、ソンミちゃんはとってもいい感じに成長してて可愛かったです。

さて、このドラマは韓国での放送当時日本で大ヒットした「逃げ恥」のパクリではないかと韓国で話題になったらしいんですが、原作の「逃げ恥」を掲載誌から読んでいて日本ドラマも観た私の感想としては、ある意味日本ドラマよりも原作に近い部分も多かったです。
原作と日本ドラマは、脚本の力とガッキーや共演者たちの魅力でものすごく可愛く仕上がってたんですが、原作はもう少し面倒臭いような理屈っぽいテイストで(あくまで私感です)、そういうちょっと理屈っぽい感じがこの韓国ドラマは似てます(笑)
色んな設定も似てたり変わってたり、そもそもの国事情が違うので結婚に対するアレコレも違うので、表面のあらすじだけを語ると確かに違うドラマなんですが、原作となぜか似た雰囲気を私は感じました。
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ヒロインの友人役のイ・ソム。
若手実力派イケメン揃いだった「ホワイトクリスマス」で紅一点だった女優さんですよね。
あのドラマではちょっと微妙な感じに見えたんですが、このドラマではなかなか良かったです。
彼女の相手役となる社長役のキャラが軽く見えるけど出てくると安心感があって本当に良かったです。

ヒロインを含む高校時代からの仲良し3人の女性が30歳になった時のそれぞれの結婚や仕事に対する悩みを描きつつも、テンポよく楽しく観れるドラマでした。


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全16話なので、ラストも分かりやすくそれでも納得の結末で、その安定感もいいかも。

軽いタッチで気軽に楽しく観れるタイプのドラマだけど、意外と深く考えて観ることも出来るタイプのドラマなので、多分誰でも結構楽しめると思います。



個人的評価(★5が満点) ★★★

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# by spring-mei | 2018-09-25 10:38 | 韓国ドラマ か行 | Comments(0)

風船ガム

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+++2015年 韓国 全16話+++
2018年に視聴

多分割と評価が分かれるタイプのドラマなのかと思います。

私の場合、ヒロインがチョン・リョウォンじゃなかったらおそらく観てないし、ヒロインが彼女だったから最後まで何とか観れたんだと思う感じです。
イ・ドンウクが好きならもう少し楽しめるのかもしれないけど、そもそも私はあまり彼が得意ではなくてやはりこのドラマでもその苦手感は払拭できませんでした(汗)

私、台湾出身の霍建華もそうなんですがイ・ドンウクも同じで睫毛の長い男性がなぜか苦手です。
キリンに見えます(笑)
しかもこのドラマのイ・ドンウクは口紅も赤すぎて(あるキャラがドラマ中でそれについて言ってましたが)、良さがあまり分からないまま。

ストーリ的にもよくある幼馴染みだけど実は両想いで・・・という感じに、親同士のしがらみや病気ネタをぶち込んでくるという韓ドラあるある感で、私は病気ネタを絡めてくるあたりからどんどん失速してきました。
障害も解決も全部病気に任せてしまう感じがどうも好きになれないですよね~。
しかもその病気が若年性認知症なので、人によっては複雑な気分になる人もいるのかもしれない。

一言でいうと、イ・ジョンヒョクの無駄遣いという感じもしました(汗)

多分、この雰囲気とかが好きな人もいそうなドラマなんですが、私にはイマイチ合わなかったようです。



個人的評価(★5が満点) ★

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# by spring-mei | 2018-09-20 11:29 | 韓国ドラマ は行 | Comments(0)

恋の始まり 夢の終わり

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+++2016年 台湾 全12話+++
2018年に視聴

珍しくBSで放送されていた台湾ドラマ。
好きなレイニーちゃんが主演なので毎週録画しておいて一気に視聴しました。

脚本は「イタズラな恋愛白書」の徐誉庭らしいですが、実は私「イタズラな恋愛白書」は途中でムズムズして挫折してしまったんです。
でも確かにそういわれればちょっと雰囲気が似ていて、このドラマも妙にリアルで色々考えさせられる系のドラマでした。

レイニーちゃん演じるヒロイン如薇が人生の岐路に立たされた時に選ぶ二通りの道。
プランAとプランB。
それぞれを交互に少しずつ進めていくというちょっと変わった形式のドラマでした。
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プランAの如薇は、長年付き合った彼を台湾に残して自分の仕事のチャンスを活かして上海に行く選択をする。
そして、繰り返す出会いと別れや自分自身のキャリアアップ。


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プランBの如薇は、父親の介護の為に上海に行けなくなった彼氏と共に台湾に残る道を選ぶ。
そして、結婚して彼の家族と生活することになる。




ちなみに私なら迷わずプランA。
そもそも長年付き合った有彦のキャラが壊滅的に苦手。
優柔不断のくせに(そうだからなのかもしれないけど)すぐテンパるし一人だけ悲痛な顔をして如薇への配慮がビックリするくらいないのが苦手でした。
余裕のない時にその人の本性が出るという感じで。
どう考えても仕事を諦めたこの状態で結婚するならせめて本当に優しくて頼れる人じゃないと私は無理。

プランAの亦超から影響を受けた人生の方が山あり谷ありではあるものの、振り返った時に虚しさは少ないんじゃないのかなと思いました。



そういえば、このドラマを観ている時にふと思い出したのが大学時代のゼミの教授が卒業間近の私にかけてくださった言葉でした。

【自分が今までに生きてきて本当に思うのが、
人生ではみんな結婚か仕事、そのどちらかが上手くいけばそれだけでも御の字だと思いますよ。
男性でも女性でも。】と。

おそらく当時の私は、超就職氷河期で何とか就職を決めたものの傍から見ていてとてもガツガツしていて(笑)、少し心配だったのかもしれませんね。
それからこの言葉は私の人生で少し悩んだ時や岐路に立たされた時に思い出されては、冷静になる力を与えてくれました。





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そして、ドラマなのでプランAの最後にはこんな素敵なエンディングが(笑)


多分このドラマは観た人によって感想も変わるし、色んな意見が出てくると思うんですがなかなか面白かったです。
久しぶりのレイニーちゃん、しかも2パターンの彼女が観れるというだけでもかなりお得な感じがしました♪



個人的評価(★5が満点) ★★

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# by spring-mei | 2018-09-17 07:15 | 華流ドラマ か行 | Comments(0)

酔麗花



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+++2017年 中国 全56話+++
2018年に視聴

本当に面白かったです。
『王女未央』以来なかなか完走できる中国ドラマに出会えなかったんですが、これは序盤で心を鷲掴みにされ毎日の放送が楽しみであっという間に全56話最後まで観たという感じです。

このドラマ色々好きな要素は多いんですが、何といっても脚本の奇抜さが好きでした。
序盤で惹きつけられて最後まで観終わった後にその上手さにため息をついてしまいました。
最初にストーリーは5話である地点にたどり着き、視聴者は残りはどうせこうなるのだろうと思いつつ、いやいやでもこれはどういうことなんだろうと謎解きのような気分になり、最後の2話で一気に決着をつけていき、そのあまりに上手い回収は気持ちいいです。
とても斬新なドラマでした。


以下、かなり長文です。しかもネタバレ全開です。

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元々ファンタジー要素のある中国ドラマってあまり得意ではなくて観るまでは期待より不安の方が大きかったんですが、ドラマの世界観、序盤のスピーディーでドラマティックな展開、演じている俳優さんたちの安定した演技、キラキラとした派手な装飾ではないもののシックな衣装や細やかな演出がいい感じにそのファンタジー設定を魅力的に見せてくれていて、楽しくツッコミつつ視聴できました。

とにかく主役の二人・元凌(陳偉霆)と卿塵(劉詩詩)の所作が美しく身体の切れがいいのでワイヤーアクションでも綺麗で眼福でした。私、中国の女優さんでは多分詩詩ちゃんが一番好きなんですが、元々バレエをしてたらしくてその姿勢が凛としていて余計に好きです。
皇帝の第4皇子である元凌と、皇族を守る巫族の卿塵は出会い惹かれあい、そこに元凌の出自を起因とした陰謀や封印されていた卿塵の正体などがものすごい勢いで描かれていき・・・

ドラマの序盤5話まではあっという間に元凌と卿塵はこんな風になりますが(端折り過ぎ/笑)
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元凌の弟(本当は従弟にあたる)第7皇子の元湛で彼に陥れられ、元凌と卿塵は死を覚悟する事態に・・・。

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このシーンの元湛の演技は圧巻。
階段を昇ってくるあの表情の余韻と記憶だけで残り50話以上、楽しめます。

このシーンで、父(本当は叔父)元安が元凌に言う台詞
<覚えておけ。私の息子はそちより残忍だ。>
この言葉のなんと重いことか。言霊という感じ。
私は完全にこの言葉に囚われてここからのドラマを視聴することになってしまいました。

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このシーン、とても好きです。
共に生きることが出来なかったら共に死のうと誓い合った二人だけど、愛する元凌を守るため大切な巫族を守るために、聖巫女の卿塵が九転玲瓏陣を開くことにして、誰もが静止している場面で霊蝶を使い元凌にだけ聞こえるように彼女の決意を伝えるシーン。
耳は聞こえて彼女の決心を聞いた元凌が必死に瞳を動かして彼女を止めようとするシーン。



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そして時空は歪み、卿塵は1年前の世界へと・・・。
しかしそこはまるでパラレルワールドのように少しずつ何かが違っていて、彼女の事を誰も知らない世界。
そこで彼女は愛する元凌を今度こそ無事に即位させるために、孤軍奮闘していきます。



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しかもこの世界での二人の再会もものすごく早い(笑)
このあたりのテンポの良さが個人的にストレスフリーです。
あっという間にまた出会って、なんだかんだと言って意味深に好意を振りまきながら元凌に接近してしまう卿塵。

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卿塵のことは全く記憶にないのに、初めて彼女の名前を聞いたときに少しだけ訝しそうにする元凌がまたイイ!
この元凌、実に絶妙なバランスのいい男なんですよね~。
軍神と近隣諸国に恐れられるほどの英雄なんだけど、理性的で頭の切れも抜群。
派手な言動は決してせずに危険な野心を持たず、己の能力を淡々と父王の為に捧げているけど、ただ言いなりになっているだけではないという感じ。
出世や生き残りレースに固執してはいなくて、むしろたまに己の命すら惜しんでないかのようなそんな魅力的な男。
そんな彼の前に突然現れた不思議な卿塵に興味を持ち、運命のように惹かれていく元凌。

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でも突然冷たく接する卿塵に翻弄され、たまに暴走して悶々としてお前は中学生かとツッコミたくなるほど恋に悩まされる元凌もそれはそれは可愛くて楽しい♪

とにかくこの主役のカップルが共に理性的で戦闘能力も高く、想い合う気持ちが一切ブレないので観ていてストレスがありませんでした。
演じている中の二人の演技もすごく好きでした。


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そして、私がこのドラマで最も色んな意味で心に残ったのがこの元湛。
そう、あの第一時空で元凌を追い込んだ張本人。
暗巫と手を組んだ彼の極悪非道な人相は鮮烈でした。

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でもこの時空の彼は、暗巫と手を組んでいなくて穏やかで芸術を愛する皇子。
私利私欲で自分の腹を痛めた息子すら犠牲にする母の重圧に悩みつつも、決して骨肉の争いをする修羅の道を歩もうとはしない元湛。
以前の教訓で元湛を警戒して接近してきた卿塵を不審に思いつつも、彼女を愛してしまう元湛。
でも愛する女性の気持ちが自分ではなく元凌に向いているのを最初から気付いていて、心を痛めつつも変わらずずっと彼女の力になろうとする切なさ爆発のキャラ。
恋のライバルでもあり政敵でもある元凌の事も決して憎まず、途中で第一時空の結末を知った元凌に冷たく当たられても彼を裏切ることは父王の命令でも出来なくて、最後の実母の命を懸けた脅迫で仕方なく追い込もうとするものの、卿塵への愛情の前では全てを投げ出そうとする報われない愛情が切ないんです。





さて第二時空で暗巫と手を組んだのは第9皇子元瞑なんだけど、その結末を比較してみてもいかに元湛がすごい能力を秘めていたのか分かる気がします。(さりげなく元瞑をディスってしまったけど)

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この元瞑というキャラもなかなか楽しかったです。
そもそもこの人は、暗巫と組んでなかった第一時空でも野心満々だったので元々の気質なんでしょうね。
皇太子と同腹というのも関係しているのかもしれない。

しかし、この元瞑はなぜか妙に女性にモテモテなんですよね。
私がネットで見かけた情報によるとこの元瞑は原作の小説では一番の美男子設定らしくて、もしかしたらそれが関係しているのかもしれない(笑)
基本的に同情も魅力も感じないキャラなんだけど、亡くなった妻を愛していたり(その愛ゆえに暴走してたけど)、第3皇子元済にだけは優しかったりと色んな側面を描かれていたのが興味深いです。


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その元瞑を愛してしまう女1が、元瞑の妻の妹である鸞飛。
禁断の愛に酔いしれ暴走してしまうキャラでしたが、偽の姉として現れた卿塵への対応に嫌な感じは全くなくて、本来は本当に素直で可愛い気質の女性なんだろうなと割と好きでした。
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元瞑を愛してしまう女2が暗巫の武娉婷。
この人、第一時空では元湛の傍にいるけどこの時空では元瞑の手足となり彼に尽くしまくり。
たまたまこの女優さんは少し前に挫折した「麗王別姫」で見たんですが、この武娉婷のキャラの方が生き生きとしててむしろ綺麗でした。意外と出番も長かったしね♪


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第3皇子元済は第一時空では元瞑と一緒にものすごく感じ悪かったんですが、この時空では割と控えめで穏やか。
ちと元瞑とブロマンス的な要素を出しつつも薄い存在感のまま亡くなってしまうような可哀そうな皇子。


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そして皇太子である元灏。
私このキャラもなかなか興味深かったです。
第一時空で元凌がクーデターを起こし即位した後も淡々と運命を受け入れている感じで、次の時空で同じように父王に逆らわず粛々と己の役目に徹している感じなんですよね。

このドラマ、第一時空と第二時空では色んな状況が変わっていてそれぞれの運命も変わるんですが、基本的に登場人物のキャラにはブレがなくて慌ただしく描かれた第一時空では分からなかったそれぞれの心の動きが第二時空を観ていくうちに想像できるような感じがしました。


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そして、面白かったのが皇帝元安のキャラ。
演じているのが琅琊榜の謝玉だったけどまたもや愛する女性には愛されないキャラ(身分は上がったのに)
兄から卑怯な手段で皇位を簒奪した故に疑い深くなってしまったキャラをこれでもかというくらい演じていました。

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第一時空ではすでにこの世を去っていた蓮妃(元凌の母)が第二時空では生きていて、第一時空ではすでに元安は元凌が自分の実の息子ではないと知っていたんですが、第二時空ではその事実は知らない設定になっていましたよね。

じゃあ第二時空の元安がその事を全く知らなかったのかというと兄から皇位と蓮妃を簒奪した時に、元凌の出自については噂になっていて全くの寝耳に水ではなかったと思うんですよね。
ただ、はっきりと蓮妃の口からその事実を告げられるかどうかが彼にとっては大きな違いだったんでしょうね。
何となくこのあたりの微妙な気持ちが分かるような気はします。
愛する人が自分の事を思って嘘をついてくれるならそれで良かったんだろうなあと。









それ以外のキャラもそれぞれ描かれ方が少し面白かったです。

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第11皇子である元澈。
どの時空でも元凌の近くで彼を慕っている弟なんですが、基本的に明るく誰とでも気さくに接する子犬のようなキャラ。
誰よりも元凌の心の動きにも敏感で、ずっと元凌と卿塵の事を気にかけている可愛い弟でした。
でもただの能天気なキャラなだけでもなく戦場では冷静に状況を見極め兄を常に助けて戦い、いざという時には兄の愛する卿塵を命がけで守ろうとする男らしい面もあるんですよね。
恋愛面というかなぜその子が好きなのというあたりだけちょっと残念なキャラでしたが、それ以外は本当に癒されるようなキャラでした。



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そして、完全に癒しパートなのがこの二人。
末っ子である第12皇子元漓と巫族の冥魘。
正体は玲瓏使らしいけどあのイケメンはどこ行ったという感じの元漓ですが(本来の元漓の魂もどこに行ったのか/笑)、たまに見せる玲瓏使としての使える感じとかずっと卿塵の事情を知っていて運命共同体のところとかもあって色々安心できるキャラでした。
そして、そんな元漓と冥魘のやり取りもまあ定番なんだけど好きでした。
最終話で自分の正体を明かした元漓が冥魘に言ったセリフ〈私の事は忘れてくれ〉を最後にちゃんと実践して陰でこっそり微笑む冥魘のツンデレキャラにほっこりしました。

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そして、最もウザいのがこの二人。
いや、正確にはウザいのは木颏沙だけだけど(笑)
皇子たちが比較的みんな理性的でそこそこ魅力的な分、その代わりに一人で脳筋キャラで無駄に目立っていた不憫な感じではありましたが。
そもそも朵霞公主の阿柴族が何だかダサいというか、そのゴタゴタに終始付き合わされていてウザかった(汗)
朵霞公主自体はそんなにウザいキャラでもなくて、卿塵には敵わないと最初から諦めていたしそんなにイライラするキャラではなかったのが救いですが。
そういえば、このドラマって割と女性キャラがみんな魅力的ですよね。
最後になってようやく彼女の存在意義が分かって少し納得はしましたが、個人的に木颏沙の出番をもう少し減らすかもう少し魅力的に描いて欲しかった気がします。





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中国ドラマではお馴染みの韓棟。
今回は卿塵の師匠・昔邪長老役なんだけど、第一時空の最初の3話くらいの彼がとにかく魅力的。
過去ここまで韓棟が魅力的だったことはあるのか、いや絶対にないと即断定出来るくらい彼の魅力が脇役なのに活かされていて驚きました。
桃殀に贈った造夢術とか本当に泣けたし。

しかし、第二時空の彼にはガッカリ。
大人の事情であまり撮影に参加できないのではと邪推されるくらいとにかくずっと座ったまま(爆)
彼がいつ立つのかが気になってしまうくらい。
髪型もあのエイリアンのような飾りがなくなると驚くほど縦長で気になって仕方ない。
しかし、実際に立ち上がった後の昔邪はあんなに可愛がった卿塵の事を当然覚えてはいなくて妙にクール。
最後まで聖巫女の卿塵を九天玲瓏陣に戻すことのみ淡々と動いていて、あの第一時空の師匠を返してくれといいたいくらいでした。


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昔邪と共に長年巫族や離境天を守ってきた桃殀長老。
私はこの人が本当に好きなキャラでした。
理性的でとても頼りになる素敵な女性で、第二時空で誰にも信じてもらえない卿塵の事を事情は分からないけど協力し合い、少しずつ彼女の素性や経緯を推察してずっと支えてくれた人。
第二時空でぼんやり座り込んでいる昔邪の分まで必死に頑張ってくれた感じです。

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あと一人、桃殀と共にずっと卿塵や巫族の為にすごく頼りになったのが莫不平。
ただのオッサンキャラかと思いきや、終盤メチャクチャ強くて早くからもっと活躍してよとツッコみたかったくらい(笑)



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悪役キャラ二人、武娉婷&鳳衍。
この二人は第一時空では元湛の側近になっていて、第二時空では元瞑の近くにいるのが面白い。







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最後の元湛の結末が本当に胸を締め付けられるようでした。
でもその切なさやほろ苦さがあるから私はこのドラマがとても好きなんです。

結局、第一時空で卿塵が九転玲瓏陣を開く前と同じように元凌から元湛へ君主の座は渡されたことになるんだけど、そこに行くまでの経緯が全く違うんですよね。
命を懸けて卿塵が時空を歪め、そんな卿塵を愛してしまった二人の皇子たちの顛末がとても対照的でした。
一方は権力を失う代わりに愛を得て、一方は権力は手にしても愛は得られない。
この元凌と元湛ともに母親の業を背負わされながらもその母を憎むことはなく、上手く気持ちの折り合いをつけながら道を模索するあたりがすごく好きでした。


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どの時空でも変わらずに卿塵を愛し続けた元凌なんですが、その愛がどんどん深くなっていき彼が魅力的になっていくのが第二時空の中盤くらいで少しずつ第一時空の記憶が見え始めて、桃殀の力を借りて卿塵の事情を知ってから。
少しずつ体力がなくなっていく卿塵を案じ、それでも必死に支えようとする愛の深さには本当に泣けました。
最終話直前の55話で、本当に卿塵の残された命が尽きようとして彼女の姿が透き通ってきた時に、振り絞るように〈我愛你〉と告げるあたりとか本当に最高でした。

最後、自由に生きていく元凌と卿塵。
この最後の卿塵の髪型が可愛い♪

劉詩詩ちゃんって、やはり私は好きな女優さんです。
このドラマもそうだけど、途中から弱っていく演技が妙に上手いんですよね。

彼女の主演作だと「歩歩驚心」はドラマとしては傑作なんだけどヒロインが好きなのかと言われると悩んでしまうキャラでしたが、私は「風中奇縁」がドラマとしてもすごく好きでそのヒロインも結構好きでした。
そしてこの「酔麗花」もそれと同じくらい好きなドラマでありヒロインになりました。


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そして、第一時空と第二時空で個人的好感度が全く異なる昔邪ですが、桃殀と無事に再会できて本当に良かった。
どういう理屈で桃殀が復活したのかは謎ですが、ドラマ的にはこの二人には本当にどの時空でも幸せになって欲しかったのでその要望に応えたようなラストに大満足です。



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噂では、最終話に出てこなくて元凌と卿塵が探しに行こうとしていた元澈ですが、そのあたりは番外編があるらしくてこの4人がメインで出てくるらしいです。
が、おそらく日本にはさすがに来ないかなと思っています。
気になる方か色々検索したら分かるのではないかと(私はそこまでこの二組のカップルに興味はないので調べてないんですが)


初めてちゃんと完走した中国ファンタジー歴史ドラマでしたが、ストーリーも登場人物も魅力的で、衣装も好みだったし以前は度肝を抜かれた驚愕のCGもかなり進化してて(それはそれで少し寂しいけど)、主題歌も挿入歌もどれも好きな感じでかなり好みのドラマになりました。




個人的評価(★5が満点) ★★★★★

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# by spring-mei | 2018-09-11 13:09 | 華流ドラマ さ行 | Comments(0)

オレ様ロマンス 18話まで

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ホームドラマchで放送中の「オレ様ロマンス」は最高に面白いです。
全27話中18話まで来たのでちょうど三分の二まで進んだんですが、ここ最近のラブコメの中ではダントツだと思います。
数年間台湾ドラマにあまり嵌れなくて今回もどうしようかな~と思ったんですが、見逃さなくて本当に良かった。

以前7話までの記事を書いてますが→
本当に李国毅演じる王諾がイイ!
もはや李國毅がいいのか、諾というキャラがいいのか分からないくらいなんですが、彼の一挙一動やること考える事全てが愛おしくて微笑ましくてたまりません。

以下、ネタバレあります。

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色んな誤解があっても、ドラマならではのお決まりでやたらと接点の多い諾と丙丙。
とにかく彼女の事が放っておけないのに、口から出る言葉はいつも皮肉ばかり。
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お互いにオンラインゲーム上ではベストパートナーである 〈ロミオとジュリエット〉だとは気づかないまま、どんどん二人の距離が縮まっていき・・・

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ロミオとジュリエットとしてお互いの正体を知ってますます丙丙が気になる諾。

でも丙丙には昔から憧れている男性がいて、それがよりによって諾の親友ブルース。
諾の姉と別れてちょっとしたトラブル(笑)を抱えたブルースが、軽い気持ちで丙丙と付き合おうとするのを止めたいのに止められない諾のもどかしさ。
このブルースのキャラがまたまたいい味を出しててドラマに明るさを添えているんでしょうね~。




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視聴者にはかなり序盤から分かっているんだけど、諾には大きな秘密があってずっと一人でそれを抱え込んでいて、そんな彼が今まではゲームの中でジュリエットにだけは自由に本当の自分として接することが出来ていたんだけど、彼の抱えている秘密に気付いてまっすぐ受け止めてくれたのがやはりジュリエットである丙丙。
この時の丙丙の対応も本当に優しくて温かくて可愛いんですよね~。



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しかも、実はこの二人は幼い時に接点があって(ドラマみたい/笑)、彼にとって懐かしい味をこの世で唯一再現できるのが丙丙。
諾にとっては丙丙は本当にかけがえのない大切なやっと巡り合えた運命の相手。

そんな丙丙がブルースへの気持ちを整理し、もう諾の気持ちを止める障害はないはずなのに、ビックリするくらい鈍感で真っ直ぐな丙丙にはちょっとやそっとのアピールでは伝わることも全くなく(笑)


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ようやく諾があの丙丙でも分かるくらいハッキリと想いを伝えて・・・からのここ。

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この手のヒロインは天然の鈍感ということが定番ですが、丙丙は笑ってしまうくらい諾の好意の正体に気づかない不思議なズレ方をしていて、それが全く嫌味ないから観ていて楽しくてたまらない!
自分の気持ちを自覚してからの諾は心の声がどんどん素直に大胆にストレートになっていき、それに対する丙丙のリアクションに大笑いでした。


本当にこのドラマ、毎回45分の中身が濃くて今までに面白くなかった回がないです。
色んな伏線やエピソードが綺麗に繋がっていき、明るく楽しくそして切なくなる緩急の付け方が上手いんだと思います。
残り9話、終わってしまうのが今から寂しいんですが、諾&丙丙がどうなるのか楽しみに観ていきたいと思います。



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# by spring-mei | 2018-08-18 08:30 | 華流ドラマ あ行 | Comments(0)

台湾・中国・韓国そして日本ドラマの気ままな感想綴り


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